ああ・・・とうとう終わってしまった。
原作の懐の深さ・・・って言うか、引き出しの量からすると24~26話ぐらいは余裕で行けると思ってたのに・・・
まぁでもここで終わるのは逆に潔く、本来の意味での「涼宮ハルヒの憂鬱」の終焉としては良かったのかもしれない。
原作未読のファンにとっては引き続き原作を読むと言う楽しみをプレゼントされたと言う考え方もできる。
かく言う僕も、原作はまだ3巻の途中までしか読んでいないので、実はこれからがちょこっとだけ楽しみでもある・・・。
それにしても最終話が2つあるアニメと言うのも珍しい。
時系列上から言ったら、アニメオリジナルの「サム・デイ・イン・ザ・レイン」がもう一つの最終話なわけだ。
昔読んだ小松左京氏の「果てしなき流れの果てに」と言う小説にもエピローグが二つあったのを突然思い出した。
あれもセンセーショナルな展開の作品だったが、主人公たちが時空を飛び回ると言う設定だったのだからああ言う作品の構成だったことも頷ける。
しかしこのアニメは時空を飛び回る展開のストーリーではなく、単純に(しかし綿密に計算されつくした上で)エピソードをシャッフルした構成をとっていた。
最初は面食らったが、原作をよく噛み砕いた制作者が作るとこうもすばらしい構成になるのだな・・・と言う典型だった様に思う。
これから順次発売されるDVDシリーズは第一話(「朝比奈ミクルの冒険)以外はどうやら時系列に沿って収録されるらしい。
時系列順にストーリーを追っていくと、また違った感慨にふけることができるだろう・・・。
なんて言うか、噛めば噛むほど味の出るアニメとはこういうものの事を言うのだね(笑)

さてようやく描き上げた長門。
時間をかけた割にはさっぱりとした絵になりました。
いとうのいぢ氏の絵を描くというのはこの一連のハルヒ絵で初めて挑戦したんですが、かなりいい勉強になった気がします。
今後も機会があったら描いてみたいです(ほら、鶴屋さんとかみくるちゃんの大人ヴァージョンとか、まだ描きたい素材はたくさん・・・)。
あ、そうそう。
長門と言えば「眼鏡」と言うファンの方もおられますよね?

ちゅうことで眼鏡ヴァージョン。
余談ですが、原作の3巻に収録されている「笹の葉ラプソディ」・・・。
スゴイ話でした。
これアニメでやってたら、さらに長門ファンが増えたことでしょうネ。

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